ブッタの教えを読み解くには、ミニマリズムの捨てるが大事
こんにちはパパQです。今回は仏教の本を読んでいて、ミニマリズムと仏教の共通点である「捨てる」という言葉の理解が一層深まる本のご紹介です。
ブッタの教えを読み解くには、引き算・マイナスが大事
ブッダのおしえ (上) ──第一部 初期仏教真理綱要 正田大観著作集 ブッダのまなざし
- 作者: 正田大観
- 出版社/メーカー: Evolving
- 発売日: 2015/05/03
- メディア: Kindle版
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一般的にモノを増やすことは幸せに繋がると考えられています。結果が出ないのは、がんばりが足りないからといった考え方や、成長や発展といった言葉にもプラスのイメージがあります。
しかし、ミニマリストは減らすことが幸せに繋がると考えています。この減らす・捨てる=マイナス、引き算という言葉を与えるなら、通常のマイナス、引き算というのは、かならず減るのですが、ミニマリストの引き算はモノが減ると同時に、時間や空間が増えます。マイナスにもかかわらず、プラスという結果を導き出す不思議な計算式になっています。
ミニマリストはものを増やすことで幸せになるという固定観念を捨てて、減らすことで幸せになろうとしています。つまり、今までの固定観念を壊して、別の固定観念を作っているのです。実は、この固定観念を壊しては作りなおす作業がブッタの教えを読む解くカギとなります。この固定観念を壊すというのが引き算の考えであり、ミニマリズムとの大きな共通点なのです。
生きている中で作られた、「こうであるはず」の思い込み、盲信、迷信、先入見、世俗の常識、与えられたものを鵜呑みにする日常常識などを壊すにはプラスではなく、一旦壊してから、再度作りなおす必要があるのです。その作業がまさにミニマリズムの捨てるという行動と結びついているのです。