自分のメディア力とは レビュー:あなたの話はなぜ「通じない」のか 山田ズーニー
こんにちは パパQです。
みなさま連休いかがお過ごしでしょうか?
今回は本の紹介です。
最近読んだ本をご紹介
あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)
kindle版のランキングTOP10に入っていました。
山田ズーニーさんを知ったのは、日刊イトイのサイトという人も多いのではないかと思います。
著者からのコメント
だれもが一度は経験する、自分の話がうまく相手に通じない痛み。でも、あきらめないでください。少しでも伝える技術があれば、突破口は見つかります。これは、自分にうそをつかず、自分の想いで人と通じあっていきたい人のための、実践的なコミュニケーション技術の本です。あなたの想いが相手に通じる歓びは格別です。本書がその歓びへのジャンプ台になれば、こんなにうれしいことはありません。
Amazon.co.jp: あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫) 電子書籍: 山田ズーニー: Kindleストア
この本では自分のメディア力が高い方が話が通じる、信頼される人になれると書かれています。
「何を言うか」よりも、「だれが言うか」が雄弁なときがある
最近、経歴詐欺の話が話題になりましが、整形したとか、していないとかを目にしました。ニュースキャスターに美男美女以外は絶対に使われないのも、信頼性という心理をわかっているからでしょう。
この「自分のメディア力」という言葉で連想したのは、 この本です。
正直、これを読んだだけでは、すぐにブログのアクセスに生かせることはあまりないでしょう。
なぜなら、なぜ自分のメディアを作らなければならないのか?
という問いがないからだと思います。
山田ズーニーさんの自分のメディア力とは
自分の聞いてもらいたいことを聞いてもらえるメディアになる
という意味で書かれています。
日ごろの立ち振る舞い、ファッション、表情、人への接しかた、周囲への貢献度、実績、何をどう目指し、どう生きて、どう伝えているか?それがすべて周囲の人の中にあたなの印象を作り、評判を作っています。
ここで大事なポイントは、気に入られるために、自分をウソをついたり、フリをしたりしないことだと思います。
ウソの自分で相手に接することについて
人にウソをついて、自分をよく見せようとする心理はだれもが持っていますが、ウソをついて相手を騙そうとする心理は、相手を尊敬する気持ちはほとんどありません。
相手は自分のウソを見抜けないほどの人物だという考えがあるからです。
ウソをついているかぎり、相手の内面に入り込もうとしない。
ウソをつかずに、相手と関わっていくにはどうすればいいのか?
どうすれば自分として人と接することができるのか?
それを可能にするのが、本来のコミニュケーション力というものだと思います。
うそは、本当の意味で人を動かさない。人はそれほど愚かではない。仮にうそで、相手が自分の思うように動いたらどうだろう?相手が愚かしく見えるのではないだろうか。偽りで結果が出せたとしても、出せば出すほど、自分の術中にはまったく相手が愚かしく見える。そいうい仕事には意欲が失せるの自然なことだ。
伝えるためには、自分の言いたいことをはっきりさせること。
はっきりさせるためには、「考える」ことが大事ですが、どうすればいいのかという「悩む」ことを「考える」ことにしている場合もあります。
考えることを別の言葉で言うなら、
「問い」です。
うまく問いを立てる方法、そして、それを伝える方法も書かれています。
またこんな発見もありました。
同じ問いを共有できれば、深いコミニュケーションができる。
相手との意見が異なる原因として、前提としてる価値観が違う場合があります。
自分の価値観の押し付けで、相手を説得しようとしても多くは上手くいきません。
この本では、遅刻の例が取り上げられています。
遅刻常習犯にどうすれば、遅刻を止めてもらえるのか?
ここで大事なるのが「問い」です。
遅刻がいけないと思っていない人に、遅刻はだめと説得するのは難しいのでしょう。
そこには遅刻がなぜいけないのか?という「問い」が不足しているからです。
だから、まずその問から始める。そうすれば、自然に相手は考え出します。
相手にいい問いを提供することは、答えを与えると同等の効果がある。
だれもが答えを求めていますが、ある人にとっては有効でも、別の人にとってはそうでない場合があります。
それは、問いの立て方が上手くいっていない場合もあります。
問いの質が問題です。
相手とのやりとりで上手くいかない場合は、相手が考えている問いについて考えてみる。
相手の問いを理解して、相手の問題解決となる問いを提供することも、自分のメディア力を高めることではないでしょうか?
どうすればそれができるのか?
それにはこのサイトで度々書いてある、抽象度を高くすることだと思います。
この抽象度を高くすることがなぜ問いの質を高めるのか?
この言葉の理解を深めるなら、苫米地さんの本がおすすめです。
その中でも、ミニマリストに興味があるなら、
がおすすめです。
捨てるという言葉に反応して読んでみましたが、それ以上の発見があると思います。