ハウツー本が役に立たない人の本の読み方
こんにちは パパQです。
私はアマゾンをよく利用するのですが、そのときに必ず見るのが、レビューです。
しかし、このレビューもあてになるときとならないときがあります。
どんなベストセラーであっても、評価がのバラツキがあります。
ある人は星5をつけているにもかかわらず、別の人は星2や3のレビューを付けている人もいます。
なぜ、このような差が生まれるのでしょうか?
役に立つ本と役に立たない本
ある人にとって役に立つ本と立たない本というのがあります。
その差はどこから生まれるのでしょうか?
その人の理解能力の差なのか、
その人が必要としている情報を見つけることができないのか
様々な原因が上げられます。
本といっても様々あるので、ここでは私がよく読むビジネス本に絞って考えてみます。
では、今月のアマゾンでセール中のこの本のレビューを見ていきます。
世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること
- 作者: 中野信子
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2013/09/25
- メディア: Kindle版
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この本のレビューで目に付いたのは、
少ない例で一般化するのは思慮が足りない
例に書かれた方も、元々飛び抜けた頭脳をお持ちの方ということで、確かに大変な環境だったかも知れませんが、この一例だけで一般化する著者は思慮が浅いとしか思えません。
ビジネス本でよく売られているのが、ハウツー本です。
この「一般化」という言葉はなるほどと思いました。
ゆえに、特殊な事例があることも当然あり、この人にとっては役に立たない本として読まれました。
この人の本の読み方が勿体無いと感じるのは、具体的なことは、一度、抽象化しなければ、自分に役に立つ情報にはならないと感じるからです。
この人の読み方は、具体から具体に進んでいる。
ハウツー本は具体的なことが書かれていますが、これをそのまま自分に当てはめて実践しても、うまくいかないことのほうが多いでしょう。
私が思う頭のいい人は、関係のないことであっても、共通性を見つけることができる人だと思っています。
それができる人は、必ず、具体的なものを一度、抽象化して、また具体的なものとしてみているのです。
抽象化についてもう少し書くと、
抽象化とは全体が見えるということです。全体が見えている人と部分しか見えていない人の差は、部分を見て関係性が見えているかどうかの差になります。
具体的なことが書かれているハウツー本が役に立たなかったという感想を抱くのは、まったく抽象化できていない証拠でしょう。
また、一つ一つを詳しく見れば同じ現象はありません。それを同じ現象としてしまう理解能力にも問題あるとも言えるかもしれません。