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今の状況を変えたい、成長したいなら、バカになれ

コラム

http://www.flickr.com/photos/30333027@N00/15226950597

photo by MLazarevski

こんにちはパパQです。

前回、「脳は快楽より危険を記憶しやすい」という記事を書きました。

mnml.hateblo.jp

簡単にまとめると

  • 脳が進化する上で、危険を回避することはとても重要なことだったので、恐怖をイメージする情報への反応のスピードや記憶が強化されている
  • ものごとを悲観的に捉える人やネガティブな思考の根っこには、危険を成るべく早く察知して、回避するという能力

悲観的な人=危険を察知する能力が高い

こういった能力が高い人は、一般的に「あたまがいい」と言われる人です。 周りの情報の危険を察知する力や、未来を予測する力あるからです。

おそらく楽観的な医者は信用ならないでしょう。 ガンなどの小さな物体を発見するには、これはガンかもしれないと疑う必要があります。

他にもパイロットや運転手もいつも安全だから、気にしないでは仕事は成り立ちません。

悲観的であることはマイナスに作用しやすい

しかし、この能力を間違った方向に使用してしまうことがあります。

たとえば、一度の失敗で自殺をする人は、将来を予想した結果、どうにもならないと考えてしまった人たちです。

もっと一般的な例では 、現状がよくないと思っているのに、なにも変えられない人、変えたい気持ちがあるのに、行動に移せない人 というのは、ものごとを悲観的捉えるタイプです。

その根っこには恐怖があるのですが、 あたまが良すぎると、将来の危険を予想できるので、行動に移せないので、実はあたまが悪くないと、危険を冒すことはできないのです。

寺田寅彦 科学者とあたま

このあたまがいい悪いという話で 寺田寅彦 科学者とあたまというエッセイがあります。

青空文庫:寺田寅彦 科学者とあたま

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2359_13797.html

「科学者になるには『あたま』がよくなくてはいけない」これは普通世人の口にする一つの命題である。これはある意味ではほんとうだと思われる。しかし、一方でまた「科学者はあたまが悪くなくてはいけない」という命題も、ある意味ではやはりほんとうである。そうしてこの後のほうの命題は、それを指摘し解説する人が比較的に少数である。「中略」 

いわゆる頭のいい人は、言わば足の早い旅人のようなものである。人より先に人のまだ行かない所へ行き着くこともできる代わりに、途中の道ばたあるいはちょっとしたわき道にある肝心なものを見落とす恐れがある。頭の悪い人足ののろい人がずっとあとからおくれて来てわけもなくそのだいじな宝物を拾って行く場合がある。

頭の悪い人は、頭のいい人が考えて、はじめからだめにきまっているような試みを、一生懸命につづけている。やっと、それがだめとわかるころには、しかしたいてい何かしらだめでない他のものの糸口を取り上げている。そうしてそれは、そのはじめからだめな試みをあえてしなかった人には決して手に触れる機会のないような糸口である場合も少なくない。

またこんなことも書けるところが、私が寺田寅彦が好きな理由でもある。

頭のいい人には恋ができない。恋は盲目である。

 

結婚や子供を産む人は将来を予想します。予想した結果やっぱり子供は産まない人が多いのです。もし、将来子供を産むことがいいことばかりであれば、だれもが子供産むはずです。しかし、現実は大変なことが多いのです。

今の状況を変えたい、成長したいなら、バカになれ

未来を予想するという地点では、だれもがあたまがいいのですが、もし現状を変えようとするときは、バカにならないとできない。

バカの先に見える景色は、あたまで想像していた景色とはまったくことなることもあるのです。

おそらく、これは一度バカだなと思うことをやった人でないと実感はできません。

一度の人生であるなら、バカの先に見える景色を見てみようじゃありませんか