より善く生きるための食事の実践法:あなたは食べ物でできている。
こんにちは パパQです。
みなさん食事は毎日してますよね。私は親に耳にたこができるぐらい、「いただきますをいいなさい」「ゆっくり食べなさい」「よく噛んで食べなさい」と言われていました。
これも仏教の本を読んでいると、実は大事なことであったことがわかってきます。
今日は食事について考えていきたいと思います。
「いただきます」とは何をいただくのか?
食事をする前に、「いただきます」といいなさいと教えられたはずです。
これは食事を「もらう」「食べる」の謙譲語が「いただきます」になっています。
感謝の意味の「いただきます」
本来の意味は
食事に携わってくれた方々への感謝です。
料理を作ってくれた方、配膳をしてくれた方、野菜を作ってくれた方、魚を獲ってくれた方など、その食事に携わってくれた方々へ感謝のこころを表しています。
食材への感謝です。
肉や魚はもちろんのこと、野菜や果物にも命があると考え、「○○の命を私の命にさせていただきます」とそれぞれの食材に感謝しており、こちらが本意だと言われています。
「おもてなし」という言葉が流行りましたが、「いただきます」もそれにちかいものを感じます。
現代に残っている昔の風習は、仏教思想と関連していることが非常に多いのかもしれません。
昔からあるマナーはなぜそんなことを気にするのか?意味がわからない?といってやらない人がいます。
たとえば、
-
畳の縁を踏んではいけない
-
お葬式のマナーとか
その人が子供を産んだ時に、当然、そのマナーを知らないので、その子供もやらない。だんだん無くなっていくのかもしれません。
といっても「マナーを守らない若者はけしからん」といって怒る老人にも困りますが。
- 作者: ティク・ナット・ハン,Tich Nhat Hanh
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今日は何を食べたでしょうか?
食べる時に何か意識して食べていますか?
小さい頃は、よく噛んで食べなさいとか、ゆっくり食べなさいと親に言われたことはありませんか?
当たり前ですが、食べ物が体を作っています。
なので、その食べ物がどうやって育ったのか大事なことなのです。
大規模な養鶏場では、狭い檻にいれられ、自由にあくることもできません。昼夜ずっと同じ場所で育ちます。
たくさん卵を産むようになると、人工的に昼と夜を作り出します。この鶏たちは、たくさんの怒り、苛立ち、苦しみが含まれているでしょう。
その怒りや苛立ちや憎しみが含まれている卵を食べれば、 あなた自身が怒りを食べているのと同じで、怒りを表したくなります。
本当は、幸せで健康な鶏が産んだ卵を食べたほうが体にいいです。
5感で取り入れる情報も怒りエネルギーになる。
私たちが、普段見る、テレビやネットの情報は、怒りや苛立ちのエネルギーになります。会話の中でも怒りや苛立ちがあります。
仏教ではそれらを「毒」として捉えています。
たくさん怒りをとりこめば、その毒を吐き出さないといけません。
自分がリラックスできる環境、集中できる環境に身を置くことは大事なことです。
ますます、情報過多な時代になっていくことは明らかです。小さな子供でさえ、携帯を持つ時代。だれでもインターネットができる時代。
情報を取捨選択するには、ある程度知識がいるのかもしれません。それによって正しい行いができないのであれば、情報を遮断するほうが、賢明な方法と言えます。
私はテレビはありますが、ほとんどつけません。布をかぶせて見えなくしています。ただ、映画を見たいときといった、目的がはっきりしているときは見ます。だらだら情報を受け取る環境はやめたほうがいい。これはミニマリストの考えと全く同じです。
ネットの情報もなるべく多く集めたりしない、ブログを書くときに、ネタやニュースからブログを書こうとする人がいますが、それは無駄な情報と集めと、時間の無駄、怒りの情報を取り入れています。それを毎日やっていると当然なにかしら、悪影響がでてくると思います。
よりよいものをより少なく食べる
ストレスから過剰に食べる過食症の病気があります。現代ならではの病気かもしれません。
過食がいけないのは、消化器官に負担を与えます。すると怒りを生じやすくします。
それは先ほどの卵の話に繋がっていきます。
質のよい食事であるなら、本来は半分の量でいいのです。
質の良い食事とは
- ゆっくり食べる
- よく噛んで食べる
- 何を食べているか意識して食べる。
食事のときに、よく噛んで食べなさいといわれたことがあると思います。
よく噛むと唾液が出て、消化を助けてくれるからです。
そのうちに満腹中枢が満足して、早く食べるより、ゆっくり食べたほうが量がすくなくなります。
家計も助かるし、体にもいいのです。
より善く生きるための食事の実践法
- 食べるときは一口一口を楽しみます
- 食べ物を意識するために、食べるたびに、今何を食べているか考えます。
なぜそんなことをいちいちするのか?
これは意識的になるための訓練です。
意識をもって食べれば、そこには怒りや心配事は入ってきません
食べる時に、次はなにをしなければいけないとか、昨日やった失敗など、逆に、たのしいことを思い浮かべることもそうです。
それを考えながら食べると、食べるという行為が無意識になっていくのです。
そして、余計な悩みや心配事を考えてしまうのです。そこには感謝もありません。
不満だらけになります。
意識的な呼吸や意識的な歩行や意識的な食事をすることで、気づきが鍛えられます。
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