今年最後のレビュー「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」ジョシュア・ベッカー
このブログの2016年の最後を締めくくるのはミニマリストの記事にしたい。というのも、偶然、年末まさにミニマリストについての本が発売された。
日本人が書いたミニマリズムと外国人が書いたミニマリズムには文化の違いから差があるのではないか、そんなことを感じながら読んでいた。
しかし、読んでみると、ミニマリズムという枠は同じだけど、中身は一人ひとり異なったライフスタイルが共存することがミニマリズムの興味深い部分だと改めて感じた。
もし、これが量の観点からしかミニマリズムというライフスタイルを見ないのであれば、どれだけその利点を上げようとも、興味のない人にとってはもっともつまらないライフスタイルかもしれない。
つまり、ミニマリズムに共感する人であれば、量という観点から離れていくことにより、他人のライフスタイルを自分と比べるという思考はあまりしないのではないかと推測している。
私にとって「ミニマリズム」が、シンプルという単純な言葉に収まらないのは、さまざまなミニマリズムがあるということに関係している。本質的な部分はミニマリズムがあり、その周りにはさまざまなライフスタイルがあり、それが可能であること、大事なことは自分なりのミニマリズムという視点から見たライフスタイルを実行していくことだと感じる。
他人のライフスタイルを尊重するという視点は量の観点から見ているとできないだろう。量と質という視点を持てば、異なったライフスタイルをしていても、そこに何か安堵感や自由を感じることができるそんなことを感じた一冊でした。
ミニマリストおすすめ本ですよ
ジョシアベッカーさんのブログ