賢くミニマリストになろう

脳内ドラクエをやってみた。ラスボスは呪文を唱えた「生きている意味はあるのですか?」勇者「たたかう」それとも「にげる」?

 

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photo by massdistraction

今週もさまざまことがありました。

大きなニュースとしては、「18 歳選挙権」や「絶歌」の出版です。

こういった時事的ニュースを知ることは大事なのですが、

そんな中、今週読んだ本は

ブッダの智慧で答えます 生き方編

ブッダの智慧で答えます 生き方編

 

脳内ドラクエをやってみる

読んだことをすっかり忘れていました。というのも、人生の悩みというものをあまり本気で考えたことがないのかもしれませんし、じっくり考えていると疲れるからです。また、他人の悩みは取るに足らない悩みだと心のそこでは思っている部分がどこかにあるからです。

問題を見つける方が、答えを知るより難しい

この本では、ブッタの教えを元に答えを導きだしています。だれもが一度は抱く人生の悩みについて書かれています。

しかし、答えを知るより問題を発見すること、問題と向き合うことの方が、よっぽど難しい気もします。

なにが自分にとって問題なのか?また、ある問題を解けば、人生が楽しく、楽になれるのかということですが、人生が楽しく、楽になれるということが人生の目的なのか?そこに意味はあるのかを考えてしまうのです。

でも、そんなことを朝から晩まで考えていると人は生きてけないので、日常生活では忘れているだけなのです。

問いには正しい問いと答えのでない問いがある。

生きることに意味があるのか、ないのか?

これはどちらだと思いますか?

この本ではこう答えています。

本人の生きている意味がわからないことを他人に聞いてもわかるはずがない。

つまり、自分自身に問わなければ答えは見えてきません。

質問としては成り立つであれば、

あなたはなぜ生きているのですか?

という問いを投げかけることはできますが、答えを聞いても

それはあなたの生きる答えではなく、他人の答えです。

自分で発見する方法しかありません。これはすぐに答えはでないし、もしかすると、一生でない答えになるかもしれません。

脳内ドラクエのラスボスがあらわれた

常に問題は自分で発見しなければ、答えだけを知ることには意味がないと感じています。

ということは

生きる意味はあるのですか?

という問いはラスボスなみの難題です。

言うなれば、これはラスボスの最終奥義です。この攻撃が繰り出されると、どんなにHPがあっても、HPは削られていきます。

この攻撃を防御するには、その問いに答えなければなりません。または、答えずに「逃げる」を選択することもできます。

このラスボスには一人で挑まなければなりません。仲間の答えではラスボスは倒すことはできないからです。

どうですか、答えることはできますか?

できないのであれば、「にげる」のコマンドを選択してください。

脳内ドラクエのラスボスを倒すために

まずは、もっとレベル低いモンスター(問題)と戦うべきと説明されています。

今の自分はどんな状態であるか?

だらしない部分やなまける部分があるなら、それはすべてに影響して、悪い方に導かれます。

悪いことをやめて、善いことをするなら、それは善い方向に向きます。

そこへ新たなモンスター(問題)が出現しました。

なにが悪いことでなにが善いことなのか?

これはラスボス前にクリアをしなければいけません。

時代や人によってそれぞれ違います。善いことだと思ってやったことが、悪いことになったということもよくあります。逆に悪いということが、モンスターを倒す方法かもしれません。

中ボスも登場してきます。

殺人はなぜ悪いことなのか?
売春は悪いことですか?
自殺は悪いことですか?

このような中ボスも出てきます。倒すことはできますか?

仲間の攻撃(答え)では、倒すことはできません。それは、人それぞれの価値観の答えが出るだけで、本人は納得いく答えがでないからです。

生きる意味は人それぞれ違うので、具体的な事は答えることはできませんが、生きる意味というラスボスの呪文を防ぎ攻撃するには強力な呪文が必要です。

ラスボスの呪文に対抗するために、呪文を覚えよう

心を清らかにするために生きてみよう
心を育てるために生きてみよう
悪いことをするのではなく、善いことをするようにいきてみよう
未完成な自分を完成させるために、チャレンジしてみよう

これが呪文(生きる目的)になります。

そこで何をするかというのが、攻撃です。

さて、ここで安心していると、ラスボスはすぐにやってきます。

この答えに「そんなことをする意味はあるのか?」

というモンスターを仕掛けてきます。

そして、ラスボスの「なんのために生きるのか」という最終奥義を出すのです。

生きる目的という呪文を覚えて

具体的な行動が武器になる

これを揃える前にラスボスに挑んでも、簡単にHPは削られていきます。

この脳内ドラクエでは、スライムしかでてこねえなと、油断していると、突然ラスボスが出現し、「戦う」か「逃げる」かしなければ、GAME OVERになりますが、自滅しないかぎり、生きることはできます。

ラスボスを倒すために、強力な呪文が必要です。上で紹介した呪文はかなり強力です。

しかし、これだけではラスボスは倒せません。新たな敵が次々出現してくるからです。

攻略するためには、呪文を覚えなくてはいけません。そこで便利な先人達の知恵の「呪文の書物」があります。

伝説の勇者「ブッタ」

多くの勇者たちが脳内ドラクエに挑戦しています。歴代の勇者を上げるなら、 ブッタです。彼はラスボスを倒した数少ない勇者です。

残念ですが、彼は「呪文の書物」を残そうとはしていません。なぜなら、脳内ドラクエよりも難易度が高いゲームに挑戦し、それもクリアしていたからです。

しかし、その弟子達がブッタの考えを引き継いで、「呪文の書物」を作ってくれています。

脳内ドラクエ攻略・おすすめ呪文の書物 

ひとりで生きるということ (角川SSC新書)

ひとりで生きるということ (角川SSC新書)

 

スマナサーラの書物は、ラスボスに有効な呪文が載っている書物です。この書物では、共同体という運命を背負っている人間に襲いかるモンスターに対抗する呪文を教えてくれてます。

「ライフワーク」で豊かに生きる

「ライフワーク」で豊かに生きる

 

ラスボスを倒すことはできませんが、モンスターに攻撃しながら、回復効果を備えています。

脳内ドラクエ番外編

だから仏教は面白い!前編

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この脳内ドラクエのアイディアを与えてくれた書物です。

脳内ドラクエはただの遊びですが、実はブラックユーモアです。ホラー要素も備わっています。
それは終わることのないゲームだからです。ラスボスを倒しても、倒せなくても、冒険は続きます。そして、HPがゼロになれば、またレベル1にリセットされます。今までのセーブデータは残っていません。
そこで脳内ゲームだと思っていたのが、現実の人生ゲームになっているのです。
生まれ変わりのあるのかないのかはわかりません。生まれ変わるといってもどう理解すればいいのか、説明して理解できるものなのか?これは人間の規格外の範囲になっているのかもしれません。見える色や聞こえる音にかぎりがあるのと同じです。
話を進めるために、生まれ変わりがあるとします。
生まれ変わりが人間であれば、脳内ドラクエがスタートできますが、もし、蚊に生まれ変われば、瞬殺されます。この場合の脳内ドラクエはリスタートもされませんが、ゲームの電源はついたままです。
どこかの誰かがスタートボタンを押さないとゲームは始まりません。

最後に

あなたも脳内ドラクエの世界の一人です。ラスボスを倒さない限り、モンスターが出現し戦い続けなければなりません。ラスボスを倒そうが倒せまいが、HPがゼロになるまで生きつづけ、HPがゼロになったときゲームはリセットされ、セーブデータも消去されますが、ゲーム本体の電源はONのままです。誰かがスタートボタンを押すと新しい脳内ドラクエがスタートします。あなたはこの脳内ドラクエをクリアするのか、それとも本体の電源を切ることができるのでしょうか?
 
さて、電源の本体をOFFにするのは誰なのでしょう?
 
おっとまたどこかで、脳内ドラクエがリスタートされたようです。

 

人生ドラクエ化マニュアル - 覚醒せよ! 人生は命がけのドラゴンクエストだ! -

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ドラクエができれば経営がわかる

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