正しい「問い」を持つことができれば、おのずと、正しい「答え」が出てくる。
こんにちは パパQです。最近は仏教関連の本を読むようにしています。
怒り(心の炎の静め方)
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を読んでいます。
幸せとは、苦しみを減らすこと
多くの人が外に幸せを探し求めますが、真の幸せは自分の中かもたらされるのです。
幸福を脳科学で研究すると、幸せな状態は脳に幸せホルモンが出ているということがわかっています。
最近のニュースで話題になるドラッグの事件があります。ドラッグを使うことは脳の状態からみると、あれはあれで、幸せホルモンが出て幸福な状態であるといえます。だだ、それはとても短く、依存性の高いものであることは確かです。
ただ、ドラッグもお金もゲームも読書も目的は同じです。外になにかを求める、それを手に入れれば、幸福になれると思っているところは同じです。それを手に入れるために、がんばっている。そして、手に入れたとたん、それを保持するか、またもっと別のものを手に入れようとする。私が望んだ幸せはこんなものではない、もっと別のところにあると思っているからです。
こうして、幸福は外からしか手に入らないと思っている人は、いつまでも追いかけるでしょう。それは馬が人参をぶら下げて走っているのと同じ状態です。
あまりはっきりいいたくはありませんが、要するに、馬鹿野郎なのです。
悩まない力 あなたの心に秘められている (プラチナBOOKS)
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ブッタの教えでは、幸せの最も基本的な条件は自由です。
自由とは経済的な自由ではありません。怒り、絶望、嫉妬、妄想からの自由です。
人と会話する場合、言葉を細かく定義する必要はありません。逆に定義していると話が全く進まないからです。
しかし、人が考えるときは、言葉を使って考えるしか方法はありません。言葉以前の感覚は直感するしかない。言葉が見つからないとは、自分の感覚より、ズレて出てくるものだからです。
しかし、あまり考えない人は、言葉の意味に鈍感になり、物事を正しく見ることができなくなってしまいます。
その代表でもある「自由」ですが、経済的に自由になるという使い方もできます。ただ、それだけではなく、精神の自由の方をいっているのだと思います。
答えを出すことより、正しい問いを持つことの方が難しい
人は悩んでいるときは、何かを選択するときです。つまり、損得です。選んだ結果、良かったと思ったり、後悔したりしています。
大人と子供の差はいろいろあると思いますが、自分で問題を作り、解決することだと思います。
その問題の作りかたは、実に難しい。
「答え」を出すことに必死になっている人がいますが、その答えは間違っていることが多い。
その代表が「悩み」です。悩みはどんな選択をしてもなくならないということに気がついていない。
「悩み」関しての問題は、そのゴールはその悩みがなくなることです。しかし、よく考えてください。悩みがなくなるとは、自分の思うがままに世の中が動くということです。
それは自分中心であり、私が世界の王である。私が「悩み苦しんでいることははおかしい」といっているのと同じです。これはもはや馬鹿野郎としか言えない。
人の最終的な悩みは「死」です。これを悩んでもしかたがないのに、「死」なないように、あれこれ悩むのです。
科学技術がどんなに発展しても、人は死にます。それは万物がそうであるからです。太陽があと何億年たてば爆発することは、小学生でも知っていることです。
そんな知識を知ろうと知らなくても、人は「死」から逃れられないことは事実なのです。
では、なぜ悩むのか?
それは、そもそも「問題」がまちがっているのではないかということに気がつかないからです。
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仏教の「生きることは苦である」という考え方
生きること自体が苦であるなら、その苦しみを取り除こうとして、悩んでいるのは、そもそも間違っているということではないでしょうか?ということです。
これは問題の作りかたを根本的にひっくり返してしまう考え方なのです。
お金持ちになれないで、悩んでいる人がいるなら、その人は、一生悩み続けることになります。
「悩み続けることかが生きるということである」なら、その上でどうすればいいという問題の立て方は正しいと思います。
であるなら、「悩みをなくしたい、その方法はないのですか?」という問題はおかしいことに気づくはずです。
つまり、お金を稼いでも、立派な人であろうとも、人は死んでいくという事実をみようとはしていないということだと思います。
人は死ぬということは子供でも知っていますが、それでも、人は死にたくないと苦悩するのです。苦悩の裏には恐怖や不安が必ずあります。その不安や恐怖を正しく見ることなし、妄想によって、自分を苦しめていることが多いのです。
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