仏教は宗教ではない。どちらかというと科学よりの考え方
こんにちは パパQです。
最近読んだ本の中で一番おもしろかった本のご紹介です。
あまりにおもしろかったので連続でツイート流しています。
仏教は宗教ではない
無常の見方―「聖なる真理」と「私」の幸福 (サンガ新書)
この本の中にこのような文章があります。
仏教は、宗教のようになんの証拠もないものを「信じなさい」「信仰しなさい」とは言わないのです。
仏教は、「真理なので、いまここで確かめられます。自分で確かめてみてはどうですか」という立場です。
仏教は宗教とはいえないでしょう。
えっ仏教って宗教じゃないの?と疑ってしまいました。このことについて誰か言及していないかなと思って検索したら
ブッダが語る言葉は「真理」だとされています。真理というのは、数学の定理のようなもので、誰が観察しても変わらない事実です。そうした「真理」を理解することを「信仰」と呼ぶのは、かなり違和感があることです。1+1=2は、信じるまでもなく1+1=2ですから。
何を真理としているのかは、わかりませんが、おそろく
- 一切は無常である
- 一切は苦である
- 一切は無我である
のことだと思います。
真理とは事実のことです。ここでは数字で説明していますが、地球が丸いという事実を信じようが信じまいが、地球は丸いのです。それが真理です。真理はあるがまま、受け入れるしかないということです。
仏教は宗教というより科学よりである。
別のサイトで詳しく解説してくれているサイトがあったので載せておきます。
仏教講義、16.無常について-(1)科学の視点からこころを見る(No78)
仏教は後の時代に、どんどん『宗教』となってしまったのですが、世の中にあるいわゆる『宗教』とはずいぶん違うということも理解していただきたいのです。現代的な立場で考えれば仏教というのは、宗教というより厳密な『科学』を教えているようなものなのです。ですから「信じるもの」というよりは「実行してみる」「実践してみる」方法であって、科学的なものなんですね。
本来の仏教では、「信じる」とか「信仰」といった言葉は使わないのです。「信じなさい」というのではなくて、「実証してみなさい」「自分で試してみなさい」と訴えるのです。それは、科学的なあり方だといえるのではないでしょうか。
無常という真理
この本ではとことん無常とはなんであるかを説明してくれています。まったく仏教に興味がない人でも論理的に書かれているので読みやすいと思います。
それは仏教が宗教のように信じなさいという姿勢ではないからだと思います。
最後に僕が読みながらツイートしたのを貼っておきます。
悟りの境地。普通の人間の幸せは「痒いところを掻く快感」悟りの幸せは「痒くない平安」です。
— パパQ(賢くミニマリストになろう) (@papaqmnml) 2015年3月13日
無常の見方より アルボムッレスマナサーラー
時代は変わったとか、昔は良かったといった変化に気づくことでしか、無常を理解しないのであれば、それは単なる、自己都合のいいように解釈しているにすぎない、わがままで馬鹿野郎なのです。
— パパQ(賢くミニマリストになろう) (@papaqmnml) 2015年3月13日
仏教の無常について本を読んでみた。無常とはつねに変化がるということ。もし、変化しないのであれば、それは一枚絵のように、なにも動かない世界である。それなら、生きていることは無常であるほうが救いがあるように感じました。
— パパQ(賢くミニマリストになろう) (@papaqmnml) 2015年3月13日
すべての煩悩は変わらないという勘違いから始まっている。
— パパQ(賢くミニマリストになろう) (@papaqmnml) 2015年3月13日
悟りとは「いままでバカでした」と知ること。
— パパQ(賢くミニマリストになろう) (@papaqmnml) 2015年3月13日
ではでは
関連書籍
老いを自由に生きる~とらわれない・持たないブッダの智慧~ (だいわ文庫 B 176-2)
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仏教は宗教ではない~お釈迦様が教えた完成された科学~ (合冊版)
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