書評「仕事でいちばん大切なこと」スマナサーラ
こんにちは 今年はマイペースに更新する予定のパパQです。
ブログを書き続けていると、ブログの熱がどんどん冷めているのを感じています。
いつも同じようなネタが繰り返されるので、他人のブログにも興味が薄くなりながらも、それは自分のやっていることにも興味がなくなるというジレンマに襲われています。
今年最初に読んだ本のご紹介です。
仕事の問題や悩みを仏教の視点で解決する方法が書かれてます。
テーマは4つに分かれています。
- 本質で深い人間関係を築くには?
- 仕事に対する考え方
- ヴィパッサナー瞑想と仕事
- お金儲けと仏教
では、簡単に気になったところまとめていきます。
本質で深い人間関係を築くには?
人見知りの人や、初対面の人に対して緊張して困っている人に対してのアドバイスです。
自尊心が高い人ほど、コミニュケーションが下手です。それは、なんでも他人を比べたり、他人を外見や地位でしか判断できていないからです。自分のことも同様にみてしまうので、価値判断が狭いのです。
社会的に成功している人はエゴが強いと言われます。では、エゴが強い人が成功するかといえば、そうなりません。
- エゴが強くて、能力が伴わない人
- 自分に能力がなくて、自信がない人、引きこもり的な思考な人、
どちらもコミニュケーションがうまくできません。
共通点はどちらもエゴから生まれた妄想があるということです。
エゴというのは自分のことや他人のことを判断するときに、正しく判断させないようにする特徴があります。
そこで、もっと大きな視点で人間が生きているということを捉えてみれば、生命とは「生きている」という点では誰もが同じという考えを理解することが大事になります。
この考えを理解すれば、人間を地位や身分を乗り越えて、その人そのままを見ることができるようになれば、緊張するということはありません。
それを理解することができれば、物事の判断能力が高くなり、精神的な成長が見られるはずです。
簡単にいえば、視点が広がることによって、価値基準が広がることになるのです。だから、無駄なエゴな妄想を少なくすることができるのです。
まとめ
仏教とは信じるのではなく、常に自分の行動をよく観察して、正しく判断するということが基本であり、それが全てではないかと感じます。あまりにシンプルな言葉で語られる真理を理解して、行動するのは、生きている間に一瞬を意識していくこと、変化を恐れないことかもしれません。
他にもジレンマや人生の矛盾を解決する考え方が書かれていれますので、気になった方は一読お勧めします。