誰でも出来るストレスが減らす考え方
ストレスを減らす方法とその大事なポイントをご紹介します。
前回ストレスとは何かについて書きました。
即効性のあるストレスを減らす方法
人生の目的を慈しみする
ストレスを少なくする方法でもっとも効果があるのが慈しみ・慈悲です。
慈悲というと難しいことかもしれませんが、シンプルに言うと「この行為が役に立つか」です。
慈しみ・慈悲とは
仏教では慈悲という言葉は「慈悲喜捨」で出てきます。これは別名「愛」なのですが、「愛」という言葉は多様性、複雑性から仏教ではこの「慈悲喜捨」を使っています。そして、漢字が4つあるように4つの感情を表しています。
慈・・友情に近い気持ち
みんなと仲良くしましょう、みんなと仲良く暮らしたいという感情です。
悲・・・憐れみ
悲しんでいる人がいたら助けてあげたい。
喜・・・ともに喜ぶ
他人の幸福に嫉妬や恨みなど起こさず、いっしょに喜ぶ感情です。
捨・・・平等で冷静な感情
人間はいろんな物事に対していろんな感情を抱くものですが、捨はその感情に流れないようにすることです。悪人がいたとしても、その悪人をやっつけることなく、冷静な心になって平等に見守っている。それが捨の心です。
大事なポイント
「慈悲喜捨」を実行する上で、優しい人や都合のいい人になってしまう人がいますが、それでもいいのでしょうか。という疑問が浮かびます。そこで大事なポイントがありますのでご紹介します。
自と他は同じものである
慈悲喜捨はもともと備わっているものではなく、自分で意識しながら普段の生活や瞑想などで習得するものです。
そこで大事なポイントがあります。
自と他は同じであるという考えです。
一般的に自と他の区別があるのが当たりまえです。
慈悲喜捨はを極めると、自と他は区別する心ではなく、自と他は二つではないと実感する心、すべては一つになって生きていると思う心が表れ、自分だけが特別だと思う心が消えるのです。
慈悲とは相手にとって都合のいい人になることではありません。相手が悪いことをすることは、自分が悪いことをすることと同じであるように、止めさせる必要もあります。
では、そのときに何が善行動で悪行動なのかを理性的に判断する必要があります。それができるのが智慧です。
智慧とは物事を正しく認識し、判断する能力のことです。では、正しく認識し、判断するにはどうすればいいのでしょうか?
慈悲を行うには智慧が必要がだということが分かると思います。
次回は智慧についてまとめたいと思います。
関連本
運命がどんどん好転する―慈悲喜捨の瞑想法 (シリーズ自分づくり“釈迦の瞑想法” (1))
- 作者: A・スマナサーラ
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1997/09
- メディア: 単行本
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