賢くミニマリストになろう

持ち物が少ないシンプルな生活は仏教の考えに共通する部分がある。

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こんにちは パパQです。

今回はミニマリストと仏教の共通点を探っていきます。

「執着」を減らす

ミニマリストは「持ち物をなるべく少なくして、快適な暮らしをする」

増やすことより、減らすことを重点においています。

仏教での減らすことといったら、なんでしょうか?

もっと抽象的なものになります。

それが「執着」だと思います。

この「執着」と「幸福」を見ていくと、興味深いです。

 

人が幸福を感じるには、大きく分けて2つあります。

  • 五感を満たす

  • 五感を満たさない

この2つとも反対の事柄ですが、実は両方とも「幸福になれます」

五感を満たすとは

旅行にいったり、美味しいものを食べたり、音楽を聴いたり、外にあるものを使って幸福を感じるということです。

五感を満たさないとは

瞑想などによって、言語以前の感覚を取り戻す。頭で理解しても、納得していない感覚。実感していない感覚があると思います。それを飛び越えている状態です。

むずかしいそうに感じますが、

簡単に言うと「リラックスして笑顔になっている」状態です。

この状態を観察してみると、五感は満たされている状態ではない。しかし、内部からわきおこる感覚。落ち着きさを伴いながらも、気持ちが明るくなって幸せな気分になっています。この辺はうまく言葉に表現できませんね。

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瞑想での幸福感には執着はない

この状態のときは「執着」はありません。心が満足している状態。こころが幸福感でいっぱいになっているので、何かを求めることはない状態です。

その最もたるのが、子供が生まれることではないかと思います。それは存在しているだけでうれしい。しかし、次第に欲が出て、あれがあったほうがいい、これはないほうがいいと欲がでてきます。執着でいっぱいになってきます。

五感を満たす幸福の問題点

欲は生きるエネルギーになるので抑制する必要はありません。しかし、このエネルギーは生命を動かしているエネルギーであり、あまりに強力です。

簡単に人間の感情や行動を支配してしまうことができます。コントロールしている間はいいのですが、完全に支配される状態になりやすい。そういう意味で人間は欲が深い動物といえます。

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ポジティブやプラス思考の欠点

よくポジティブに考えるといいとか、プラス思考がいいという話を聞きます。物事をネガティブにとらえるより、いいのかもしれませんが、これも五感を満たす幸福です。

無理やりにポジティブに考えないといけないと思えば思うほど、その人はネガティブになります。緊張してはいけないと思っても、余計に緊張する。辛いことがあって、泣いてはいけないと思っても、涙を我慢すれば、するほど、涙が出てくる。

実は感情は生理現象ともいえます。トイレに行きたくなったら、トレイに行きます。我慢する人はいません。喜怒哀楽といった感情も生理現象であるなら、我慢する必要はない。

しかし、「怒」だけ別格です、それは自分も他人も傷つけてしまうことがあるからです。

我慢するのではなく、そういった感情を受け止める。そういった感情が自分のこころに表面にでてきたと考えて、否定するでもなく、肯定するでもなく、認める事の方がいいと思います。

そうすれば、浮かれることもなく、落ち込むこともありません。

人にはネガティブな感情とポジティブな感情の「種」はこころの内にあり、それが何かのきっかけで表面に出てきています。怒りなどは、テレビや情報やネットや他人の行動や発言によって小さな怒りがどんどん溜まって、いっぱいになると表にでます。

その表面上に現れている感情が、すべてだと勘違いして、それを無理やりポジティブの考えがいいから、無理やりにでも、ポジティブな考えをしようとする。これでは無理がでてくるでしょう。なにかを我慢していると感じる。

こういったプラス思考にするのではなく、

仏教の考え方では

気づき思考だと説明しています。

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気づきの思考とは

受け入れるまえに、その感情に気づいてあげることが大事です。それが気づき思考です。感情が出てきたときに、喜怒哀楽の内、「怒」以外は、よろこんだり、落ち込んだりしています。内容は違いますが、どちらも感情に支配されています。我慢する必要はありません。その喜怒哀楽はエネルギーなので、どこかで発散させないといけません。それはトイレを我慢しているようなものです。

とくに「怒り」エネルギーを取り扱う場合は、「気づき」のエネルギーで、「怒り」エネルギーが湧いてきたら、「そういう感情が出てきたな」と受け入れることの方が賢明です。

例えるなら、「怒り」は「泣いている赤ちゃん」と思ってください。赤ちゃんが泣いていたら、どうして泣いているのか観察すると思います。お腹がすいているなら、ご飯をあげる。熱が出ているなら、冷ましてあげる。

つまり、「気づき」とはよく観察する、自分の怒りという感情を観察するということです。そのはじまりが、「気づき」なのです。

他人の怒りの対象法

自分の「怒り」を「気づき」で受け入れてあげることができると、他人の怒りについても考え方が、変わってくるはずです。

自分が「怒っていた」のは怒りをコントロールする方法をしらなかったからである。すると、他人が「怒っている」なら、その人は怒りのコントロールの仕方を知らない人なんだと思い、かわいそうになってきます。すると、そこには相手のから「怒り」のエネルギーが自分に襲ってきても、その怒りのエネルギーに影響されることはありません。

本来は一緒に解決して、正しい方向にもっていくこで、お互いの関係が深まるチャンスでもあるのです。自分と考えが合わない人といっしょにいることは、気づきの能力を試す訓練の場所かもしれません。

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ミニマリストと仏教の共通点

持ち物を減らすことは、欲を抑えることになります。ものを捨てることによって、今何が必要で、必要ではないかを考える。「足るを知る」ことにもつながります。次回、買うものを選びます。無駄なものを買わないように気をつけるようになります。部屋もすっきりして、心が落ち着きます。

という感じて、仏教のこころを落ち着かせる作用と似ている部分がたくさんでてきます。

まとめ

ミニマリストの考えに共感する人なら、仏教の考えも共感できる部分がたくさんあるとおもいます。

「仏教って難しいとか、それって宗教でしょ」

と毛嫌いする人もいると思います。

私もそうでした。でも、仏教のオリジナルは2500年前のお釈迦様が覚ったことです。日本で普及した仏教はオリジナルから離れた考え方を含まれています。

オリジナルの仏教はものごとの「真理」を教えてくれれます。真理はいつの時代、どんな人であろうと共通しています。数学のようなものです。信じる信じないの世界ではない。実際に体験すれば、よくわかる仕組みになっています。

本を読んでも実践しないと意味がないといいますが、仏教はまさにそれです。しかし、とても実践しやすい事柄が多いので、ぜひ、実践してみてください。

21世紀はますます。この仏教の考えがますます重要になってくると感じています。

それは、現代の社会問題を見ている限り、人はどう生きることがいいのか迷っています。

科学技術が発展し、豊かな国ができた。自分がだけが幸せになることは、本来は幸せでははありません。なぜなら、人は一人では生きていないからです。お金が機能しているのは、それを交換可能という価値を認めている他人がいるからです。

今生きているあなたは自分で生まれようと思った人は誰一人としていません。なにかの因果でそこに存在しています。

そう考えると、いま存在している人だけでなく、動物や物質、地球や太陽や宇宙が存在しなければ、自分は存在していない。抽象的すぎる表現ですが、あなたの中に宇宙が存在しています。そこには隔たりはないのです。

しかし、自分が存在していなければ、それらを認識すらできません。

だから、どちらが上下という関係性はないことがわかります。

これは「慈悲」という言葉につながります。

このような考えを持つと、自分に対しても、人に対しても寛容な気持ちにならざるおえない感覚になってしまいます。

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