賢くミニマリストになろう

感情に支配されない方法。競争文化の副産物の嫉妬ほど無益な感情はない

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photo by lukesaagi

こんにちは パパQです。今回も「minimalism 〜30歳からはじめるミニマル・ライフ」の中から

今回は嫉妬という感情について書いています。

嫉妬ほど人間の感情の中で、邪魔なものはない。

競争は嫉妬を産む元凶である。「豊かな競争心」とか「狙った獲物を離すな」とか「大志を抱け」といった魅力的なラベルを貼って肯定することが多い。社会は嫉妬や私欲にまみれているということ。それは消費社会の競争文化の副産物だ。

本書ではジェラシーと訳されている。嫉妬や妬みややきもちという感情のこと。やきもちはまだ可愛いが、嫉妬となるとちょっと強い意味を持ってくる。

辞書によると

競争相手に対する嫉妬や深い妬みの感情

自分より優れた人をねたむこと

恋人に対して、あなたはジェラシーを焼いてくれない

といった使い方をする。

嫉妬は何一つ有益なことはもたらしてくれない。ネガティブな感情でさえ、そこに利点はある。痛みを感じるこそ何かおかしいと知ることができるし、恐怖を感じるからそこに飛び込む前に立ち止まって考えることができる。どんな嫉妬であってもまったく無駄でしかない。

嫉妬は自己中心的な考えからはじまる。相手の考えや意思を正しく評価しようとしない。相手のことを考えているようで、それは勝手な推測にすぎず、その考えによって自分は負けている、損をしていると思ったり、自分を過小評価してしまう。

「他人の芝生は青く見える」とは嫉妬の感情

他人の持っているものを欲しがることは問題ないが、それと同時に今自分が持っているものを粗末に扱う。自分のことをやたら過小評価したり、逆に過大評価しようとする。

ものだけでなく、人間関係にも嫉妬をする。あの人は人生を楽しく生きている。私は友達が少ない。恋人がいない。どれも自分中心の感情ばかりだ。それは相手の行動を見ているようで、実際は自分の心を直視できない弱さからきている。

嫉妬の感情もスイッチをOFFにする方法

しかし、無益とわかっていても、その感情が出てくる場合はどうすればいいのであろうか

まず、その感情を否定しないこと。感情自体には「いい」も「悪い」もない。そこに執着して、他の事まで考えてしまうからだ。

否定することなく、単純に受けいれること

受け入れるというのは、諦めるとか、否定してそんな感情を抱くはずないといった気持ちを持つということではない。

嫉妬という感情を抱いたときに、「あ、これが嫉妬の感情なんだな」と一歩ひいて見ることで存在自体を受け入れるということです。

もっと冷静になるには、どうしてこんな感情を抱いているのだろう考えることです。

これは感情に支配されない一つのいい方法です。

それでも嫉妬の感情がでてくるなら。どうすればいいのであろうか。ここでは2つの提案をしてみる。

1.他人の意向について考えることをやめる。

ある人の行動や発言を見たとき、その人の意向を勝手に想像することから、嫉妬は生まれる。実際はこちらの想像をはるかに超えている。そんなことに時間を使うことも、悩むことも時間の無駄でしかない。

2.他人の行動が気になるなら、次の二つの方法を実行してみよう。

  1. その人の行動や発言の真意を本人に尋ねる。

  2. どんな想像を膨らませようと、他人の行動・発言の真意なんてわからないという事実を受け入れる。

まとめ

嫉妬は他人も自分も正しく評価することができなくなる。他人の生き方や持っているものを過大評価してしまう。と同時に自分のことも過小評価してしまう。

正しく自分も他人も評価するには嫉妬はじゃまになるので、それを感じたときは、すぐやめたほうがいい。

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