ミニマリストって要らないものを捨てているだけで幸せになるの?
みなさん要らないものは捨てていますか?
私はこんな部屋
持たない暮らし。ミニマリストのインテリアとファッション【画像集】 - NAVER まとめ
にはまだまだほど遠いです。
インテリア雑誌やきれいな部屋の写真とか見ているとあきないですよね。
BRUTUS特別編集 合本・居住空間学 SPECIAL (マガジンハウスムック)
- 作者: マガジンハウス
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すごいなあと感心するばかり、自分もこんな部屋にしてみたいと思うわけです、
でも、実際はほど遠い、ときどき情けなくなります。
「ミニマリスト」とは
「ミニマリスト」という言葉、あまり普段は耳にしない。似たような言葉で「ミニマリズム」という言葉もある。
知恵蔵2014にはこう説明してある。
1960年代の米国で影響力をもった、形態や色彩を最小限度までに突き詰めようとした一連の態度。その絵画や彫刻作品は、ミニマルアートと呼ばれる。米国国旗を作品化したジャスパー・ジョーンズなどの影響を受けたフランク・ステラは58年、黒いエナメル塗料でストライプを描いただけの「黒の絵画」を発表。批評家に「芸術のための芸術」と呼ばれた。芸術が芸術でなくなる極限の均衡に成立する表現として65年、美学者のリチャード・ウォルハイムが「ミニマルアート」という名称を用いたが、まとまった運動ではなかった。絵画から表現する意味が退けられ、物質として提示される傾向は彫刻においてより明確化され、箱状の物体を並置する、ドナルド・ジャッドなどが現れた。また、国際的にはフランスで絵画の物質性を露呈させようとしたシュポール/シュルファス(支持体/表面)、イタリアで日用品などを使ったアルテ・ポーベラ(貧しい芸術)、日本の「もの派」などにも影響を与えた。
(山盛英司 朝日新聞記者 / 2007年)
別の辞書には
美術や建築、音楽、ファッションなどの分野で形態や色彩を最小限まで突き詰めようとする一連の態度
「シンプル」とどこが違うだろう?
それをわかりやすく説明してある本がある。
モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術
「シンプル」とは「単純なさま、飾り気や無駄なところがなく簡素なさま」
外見は単純というところは同じだが、
「ミニマリズム」は「本当に必要な部分だけを残し、それ以外の不要なものはそぎ落とした結果としてのシンプルさである。」
と思うのです。必要最低限という言葉もありますが、それとはちょっと違い、私はこれを「快適最小限」と読んでいます。
「ミニマリスト」という言葉で考えると、分かりにく考え方かもしれませんが、
目指したいのは「心地よい空間を作る」と考えると分かりやすい。
しかし、部屋をきれいにする、要らないものは捨てるだけでは、気持ちがすっきりしたり、イライラしなくなったりするかもしれませんが、自己満足で終わって幸せには直結しないような気がします。
つまり
モノを減らしたり、捨てるミニマリストでは、幸福にはなれないのかもしれません。
その減ったことによってできた時間やお金をどう使っていくか、その先に新のミニマリストがいるのかもしれません。